体に吸収されるわけではない

食物酵素は体に吸収されると、体調や肌の調子が良くなる。
そう考えている方がいるそうですが、実はそれは大きな間違いです。
食物酵素は体には吸収されずに、胃酸によってその働きを失ってしまいます。
したがって食物酵素を含んだドリンクなどをどんなに飲んでも体には一切吸収されないのです。

食物酵素が体にいいと聞いたので、サプリメントを買ってしまいました。
そういう方たちはもしかしたら嘆くかもしれませんが、これが事実です。
確かに食物酵素はもともと熱に弱いという性質を持っていますので、それを踏まえて考えると胃酸によって働きを失うという言い分に矛盾は特にないということになってしまいます。
だからこそ、生の野菜からしか摂れないと言われているので、胃酸によって働きを失わない方がおかしいのです。

しかしながら、食物酵素を摂ること自体に意味が無いわけではありません。
単に胃酸によってその働きを無くすというだけで、人間の体にとって非常に良いことに変わりはありませんので、この点は心配する必要はありません。
購入しているサプリやドリンクが無駄になっているわけではないのです。

まず、食物酵素は他の食べ物を消化しやすい状態にします。
そして、他の栄養素と結合して別のさらに良い栄養素を生み出したり、もともと備わっている栄養素の効果を上げてくれたりする、という役割を担っています。

他の食べ物を消化しやすい状態にしてくれる、というのは潜在酵素の使用量を抑えてくれるので、これだけでも充分体にとって良いことです。
使う胃液の量も少なくて済みますから、胃に余計な負担も掛からなくて済みます。

また、食物酵素は他の栄養素と結合することによって、発がん性物質を除去する体内酵素を増やす成分に変わることもあります。
セロリラブやブロッコリーに含まれている食物酵素がこれに該当しますので、癌などが気になっている方は是非摂るようにしてみて下さい。
つまり、体に吸収されなくても、食物酵素を摂取することには大きな意味があるということです。